『魚野地の四季』

新潟県魚沼市魚野地在住。鈴木健市の日々個人記録です。

【簡素化出来ない】

平成29年12月30日(土曜日)

年の瀬も迫る日になりました。

早かった多めの初雪と12月の多めの雪。

年末にかけて大雪警報発令と、この冬は雪が多い年になりそうだねという声が行き交っています。

元旦は、歩いてすぐの魚野地コミュニティセンターで地区新年会が9時から。

役員は8時集合です。

 

小さな折に入った乾物のつまみに、日本酒の熱燗が恒例です。

その熱燗を準備する係が僕に課せられた新年の大役です。

 

集落の中に、切り花農家が多かった時代はほんとに花の話ばっかりだったと思います。

酪農家も2軒もいました。

空き家も増えましたね。もう何年かすれば限界集落と呼ばれるのかなとも思います。

 

こうした時に盛んに言われる言葉が、簡素化です。

 

ちょっとこの言葉には、僕は違和感を覚えます。

本来であれば40代の僕こそ簡素化を叫ぶのが一般的なのかなとも思いますけれど

実は僕は全くそう思っておりません。

 

本来、簡素化して行こうという言葉は登り調子のものをよりシンプルにしてより効率を上げて行こうというときにこそ使うべきなんじゃないかって思うんです。

 

1回の雪が一晩で60~70㎝も積もる。

川の水が増えて、用水の取水口が乱れれば集落に水が来なくなる。大雪で立木が折れて道路をふさぐこと。

大雨で道が崩れ通行止めになったり。

 

簡素化するということは、関わり合いを減らすということです。

 

都会も田舎も関係ない。

仕事であるか仕事でないかも関係ない。

どうやって関わってゆくかが大事って思うんです。

面倒なことでも、自分に置き換えてどうやって関わり続けることが出来るのか。

それを実現させるためにどうやって工夫してゆくか?

 

きっと、簡素化とか効率とかいう言葉ではないはず。

 

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