『魚野地の四季』

新潟県魚沼市魚野地在住。鈴木健市の日々個人記録です。

故郷は雪国。

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平成30年1月4日 雪

今年は大雪の年だねと言っていい感じになりました。

今日も雪です。

 

ここ2年ほど雪が少ない冬だったので、また雪が多い年が来たか。

いつもはこうだったよねという景色になっています。

除雪隊が積み上げた道路横の雪も高いところでは2メートル近くなっています。

 

朝起きる。家の前の雪を掘る。

今は田んぼの向こうにある作業場の2階でも山菜の収穫やっているんで

そこまで歩いて行って早朝から山菜の収穫をする。

それを軽トラックで鉄骨ハウスに運び、そこで山菜を綺麗に洗って

パック詰めしてます。

 

雪が多いと改めて、冬は厳しいなあと感じますね。

まったく太陽が出ない日が山ほどありますから。

そんな中で、山菜というものに着目し産地化してこの魚沼で

本当に多くの人が栽培して送りだしています。

一年中、生産者としてやってゆくにはどうすればいいのかって

本気で考えてきた人たちがたくさん居たから自分も携わることが出来るだよなぁって思う。

 

また、こうして寒く雪が降り続いている毎日を送っていると何で先人が百合や芍薬や鳴子を選択してこの冬が厳しい魚沼で作ろうと思ったのかも分かる気がします。

実際に、土を耕していれる数か月の間にどうやってこの地で生産者として生き抜いて行こうかと考えた時に、それが花であったということ。

 

これもまた改めて、0から何かを始めようというエネルギーは半端ないと思う。

百合に着目して、品種なんて何品種もない時代に品種すら作ってしまおうとした情熱は雪をも融かすほどのものだったんだろうなと思う。

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