『魚野地の四季』

新潟県魚沼市魚野地在住。鈴木健市の日々個人記録です。

【魚沼杉の子新聞社プレゼント第一回当選者発表】

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関東圏にあります生花店様にご協力頂き配布させて頂いております2018リリーアンバサダー鈴木健市が発行しております魚沼杉の子新聞。

その購読者を対象にして企画しております3回のプレゼント。

第一回の締め切りが5月末。

プレゼントを締め切り東京出張して参りました。

 

ご協力いただいております生花店

東京都中央区銀座 モンソーフルール銀座店様

店長藤原侑記さんは公認リリーアンバサダーです。

 

埼玉県越谷市 くろだ生花店

店長 黒田直人さんは公認リリーアンバサダーです。

 

東京都、千葉県に14店舗 おらんだ屋様 全店

リリーアンバサダーの活動にご協力いただいております。

 

計16店舗の生花店様にご協力いただいております。

 

なんと!第一回の応募は応募者全員が当選という企画でありました。

 

応募された方々 総勢16名

メールやお葉書にて応募頂きました。

 

東京都港区 N様

東京都台東区 S様

東京都荒川区 I様

東京都港区 O様

東京都文京区 S様

東京都文京区 O様

東京都渋谷区 K様(yourリリーブックも当選)

東京都新宿区 F様

千葉県稲毛区 M様(yourリリーブックも当選)

東京都江東区 M様

東京都港区 I様

東京都昭島市 S様

東京都中央区 K様

東京都    M様

東京都    K様

岐阜県揖斐郡 A様

 

本当に多くの方から飾っている百合のお写真と共に応募頂きました。

ユリが好きな男性お二人。

毎週土曜日は必ずユリを買いにゆくのというご婦人。

お店に花を飾る係なんですという女性。

こんなに立派にユリが咲きましたよとメールをくれた女性。

何回も店頭を訪ねて、当たりましたか?と楽しみ過ぎて待ちくたびれてしまうほど当選を待ってくれたご婦人。

なんと女優さんからも応募がありました。

遠方よりお店を訪ね息子さんが花を自宅に送ってくれた人。

多くのみなさんからの声はしっかり届きましたよ。

 

こんなにも街でユリが喜ばれている。

こんなにもユリが飾られて綺麗に咲いてくれている。

 

第一回目の当選品は、魚沼で私が育てた芍薬の切り花です。

そのうち、2名の方にはリリープロモーションジャパンから協賛頂いたyourリリーを送ります。

リリーアンバサダーの冊子 ゆりこと。も一緒に送ります。

 

応募された皆様、ありがとうございました。

おめでとうございます。

メールのやりとり、お電話、ありがとうございます。

これからも、新聞をお読みください。そして、そのお店で花をどうぞ自宅に連れて帰ってあげてください。

 

また、ご協力いただいております生花店の皆様。

一言の声掛けがあって、この1通のメール、1枚の葉書が遠く離れた新潟うおぬままで届いています。

その声掛け。

きっと、店頭を訪れるお客様の心に響いているんでしょうね。

それがとても嬉しいのです。

 

当選された皆様。

月曜日に届きます。お待ちください。

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【継続4年】

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平成3061日 

午後3時半~1時間程度。

 

東京都中央区銀座 モンソーフルール銀座店 藤原侑記店長を訪ねました。

 

ちょっと昔話をします。

今からもうかなり昔。

初めて白雪姫の株を買って2年間、株を育てて割って畑に植えて2年目で株が病気にやられ全てを廃棄しなければならなかった痛い思い出があります。

4年も待って全てを捨てる。

あれほど切なかったことはなかったけど、そんなことを繰り返しながらも諦めずにやって来ました。

 

話を戻します。

今から4年前です。農協さんから電話が入りシーズン途中ですがフェアを開催したいと産地に来て話をさせてほしいそうです。それが藤原店長でした。当時はカサブランカ銀座店店長さん。

銀座で路面店でブルーム芍薬?え?マジか?そう思った記憶があります。

あれから4年にも渡り出荷開始から出荷終了まで同じものを見続けて下っています。

今年で4年です。

 

店頭を訪ね、着荷の確認と店頭の様子、送られた芍薬の変化。現場で起きてしまったトラブル、今度の対策、話は継続。

 

魚沼の芍薬のキーワードは、『雪』『露地栽培』『季咲き』

現場を見続け、店頭でそれを伝える。それを継続することによって生まれるものを

また来年の芍薬の花が咲く季節に活かす。

 

今年は、最初からトラブルが多かったです。

謝ったり、綺麗だったと褒められたり、多くの方面へ運ばれる私の芍薬の様子を一つのところが継続して下さるお陰て確認、修正してゆけることに対しただ感謝。

 

店頭から少し離れて見ている僕の耳に聞こえる通りを歩くお客様の芍薬を見た時に聞こえる声「わーきれい」

真面目に、コツコツと、やれることを一生懸命に。そう思います。

 

継続して同じものを見続け、現場と共に考えて下さる店頭の皆さんの姿勢から多くのことを学びます。

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青山フラワーマーケット ハナキチ×生産者コラボ 芍薬

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61日 2日と東京に出向きました。

 

まだ雪が残るころに青山フラワーマーケット水野さんから6月のイベントで芍薬の会の際に生産者として参加して欲しいと依頼があり、その会に出席致しました。

私の役目は、芍薬生産者として芍薬の生産と魅力を伝えるというもの。

 

1日は夜1時間半 ハナキチ体験レッスン28名のお客様(消費者)

青山フラワーマーケットのレッスンなどを受けたことがないお客様を対象にしたメインを芍薬とした体験レッスンです。

生産者としての話は30分。

応募は200名を越えたそうです。

本店にありますTEA HOUSEで開催されました。満席。

 

2日は昼2時間。 ハナキチ×生産者コラボ鈴木健

テーマ芍薬。当初20名の計画が応募が多く10名の枠増加で30名のご参加。

生産者としての話は45分。

 

お客様(消費者)を対象とした催事に生産者として参加したのは初めてでした。

それも芍薬を愛するお客様。

両日もハナキチ講師は清家薫さん。

 

とても長い時間の準備を経ての参加。一生懸命に準備していきました。

芍薬を軸にそういう方々と一緒に向き合って話す。

とても素晴らしい時間でした。

このような機会を私に与えて下さりました青山フラワーマーケット様に感謝いたします。

このようにして、様々なところで多くの方が芍薬を愛し、その季節を待ってくれている。

そのこと忘れずに生産に励みたいと思います。

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【魚沼杉の子新聞】

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魚沼杉の子新聞の発行は次号で5号となります。
いま作成準備を進めています。

ユリのこと地域のことを伝えながら限られた紙面で新聞を発行してます。
その新聞を手にとって読んでくれる。
それだけでも簡単なことではないのです。
だって、自分だって配られたフリーペーパーを隅まで読むことなんであんまり無いから。

なので、読者特典としてプレゼント企画をしています。
一回目の締め切りは5月末。プレゼントは、6月に店頭渡しで芍薬の切り花を送る予定にしています。

メールや葉書で受け付けしているんですが、不思議なんですよ。
店頭で買ったユリを咲かせて写真にとってメールで添付してくれる人。
写真を印刷して、送ってくれる人。
実は、思っている以上に応募があるのです。
男性女性問わず年齢層も幅広いです。

きっと、この新聞を手渡すときの一声がこの葉書やメールを魚沼まで届けてくれているんだと思います。

感謝です。

活動は目に見えないものです。
これがリリーアンバサダーの一環として始めたものだとしても
実際にそうした人たちの行動や電話での声を感じることが出来る。というのはなかなかできないこと。

花を育ててきてよかったと思います。

【半年】

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平成30年5月24日 雨です。

雪融け以降、大切に育ててきた芍薬がようやく無数に重なる花びらを中から中から緩め始めました。この一週間は朝晩と確認しながらその時を待っていましたがやっとです。
昨年の11月半ばにユリの収穫を終えてから半年です。


雪を消して、必死に頑張ってきましたがもう忘れさられてしまうほど時間が経ちますね。年末年始、バレンタインデー、母の日。様々な催事が店頭で行われています。
南から早い芍薬が出回り、もうすでに芍薬も滞りなく生き渡ったころ。

大切に育ててきた芍薬の収穫を明日から始めます。

今年は5月の天候があれて、猛暑低温滝のような雨。
品種によっては、その天候の影響で芍薬が曲がる曲がる。こういう年もあるよと諦めるのが普通なんですが、棒を立てて押さえること600本。

大事に飾ってほしいなぁと願ってます。

山の中の田んぼの田植えも終わりました。
ユリの成育は、一番早く植えこんだ露地のオリエンタル百合が蕾を抱いています。いよいよ仕上げに入ります。

いま、ユリや芍薬を管理している吉水平布場圃場ではまだ八海山中の岳駒ヶ岳で残った雪が見れます。朝晩はこの雪が空気を冷やします。
もう少しで消える雪ですが、また半年でその山も雪で覆われます。
雪というものが育む魚沼の芍薬を思えば、雪も愛おしいものです。

さて、芍薬の収穫をしながら8月むけのユリ球根植え込みの忙しい時期です。

 

 

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【技術委員会の仕事】

私が所属している魚沼花き園芸組合のは技術委員会という部署があります。

その部署は、様々な研究や試験を繰り返しながら組合員が日々生産をしている花の品質の向上を目指しています。

現在は、それをユリに集中して活動をしています。
本当に地道な毎日です。

 

平成27年に私自身が大きく生産するユリの品質低下を招いてしまい苦悩の一年でした。その翌年に仰せつかったこの技術委員会委員長。

分かりやすく言うと針の筵(はりのむしろ)でしたね。

この2年間の任期の中で、本当にどれだけ人の畑、自分の畑で、足跡をつけては土を採取し調べてきたことか数えきれません。

いまはその二期目を務めています。

 

栽培や出荷における課題に対して想定を立て、試験を実行しては検証して、これで間違いない。というところで組合に公開するわけですが、その中間でも私たちはこんなことをいまやっていますと内容を伝えながらやってきました。

 

また、今年も淡々とテストを進めています。

5/10に花の前処理後処理剤の製品を販売しているパレス化学さんにお越し頂き検討会を行いました。

ユリや芍薬についての検討をし、テストに入ります。

パレス化学さんとは3年にも渡るスカシLAの開花テストを繰り返しハイフローラリリーという前処理剤の開発を行って参りました。

 

綺麗にユリを咲かせたい。長く楽しんでもらいたい。気持ちは一つです。

その開発にも3年もかかるのです。

 

今回着手する試験が、着実な成果を生んでくれることを祈るのではなく、ただただテストです。繰り返し繰り返しテスト、テスト、検証、テスト。

10名の委員が一つになって今年もその活動が行われています。

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短かった春。

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平成30年5月15日 晴れ 暑い日

この前までは、雪を片付けてたのになあ。

毎日そんなことを思いながら早朝の仕事へとでかけてゆきます。

 

4月23日24日と急いで頑張って百合の球根を植えこんで、芍薬の畑に寒さ防止の保温資材をかけてあげて。

そんな日から、まだ一か月たっていないのに一番早い芍薬の蕾が丸く固いカチコチの状態ですけど上から見たら花弁に色をつけてきました。

Instagramなどで写真を頻繁にアップしているせいか、今年は成育早いですね、いつもより早いですか?などと問い合わせも増えてきました。

雪融け以降、天候は不順です。雨が降る日も多くて晴れると暑い。そんな日は成育は早まるものですがそういう理由ではないです。

 

早めました。

除雪して雪を片付けたところが早いです。それをしていない真横にある畑の芍薬はまだ小さく今月末だなというところです。

僕は、数枚の畑を組み合わせてその成育速度の差を利用して長く出荷が出来るようにしています。その一枚を早めてみた。ということです。

 

芍薬の一枚目の畑は、あと1列ほどで芽かきの作業を終えます。

普通、芍薬は花が一つですが畑ではその下に脇芽と呼ばれる小さな蕾が無数に着きます。それを手作業で取り除くことで中心の花に栄養が行くようにしています。気が遠くなるような作業です。

10アール(1000㎡)の面積に1500株植えてあります。1株に15本育っているとすると22500本あることになります。1本の芍薬に3~4つの脇芽がついています。
脇芽の数、70000~80000個取ることになります。

 

そんなことも大事ですが、世の中の5月と言えば『母の日』

出荷された生産者のみなさん、その花を販売してくれた市場、仲卸のみなさん。そしてたった一日のその日の為に必死に準備されて店頭で花を手渡してくれた生花店のみなさん。ほんとにお疲れさまでした。

 

ぼくは、雪国の花作りなので母の日に花を出荷することが出来ませんが一生懸命の球根を植えこみをして喜んでもらえる夏のユリを育てていました。

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