【技術委員会の仕事】
私が所属している魚沼花き園芸組合のは技術委員会という部署があります。
その部署は、様々な研究や試験を繰り返しながら組合員が日々生産をしている花の品質の向上を目指しています。
現在は、それをユリに集中して活動をしています。
本当に地道な毎日です。
平成27年に私自身が大きく生産するユリの品質低下を招いてしまい苦悩の一年でした。その翌年に仰せつかったこの技術委員会委員長。
分かりやすく言うと針の筵(はりのむしろ)でしたね。
この2年間の任期の中で、本当にどれだけ人の畑、自分の畑で、足跡をつけては土を採取し調べてきたことか数えきれません。
いまはその二期目を務めています。
栽培や出荷における課題に対して想定を立て、試験を実行しては検証して、これで間違いない。というところで組合に公開するわけですが、その中間でも私たちはこんなことをいまやっていますと内容を伝えながらやってきました。
また、今年も淡々とテストを進めています。
5/10に花の前処理後処理剤の製品を販売しているパレス化学さんにお越し頂き検討会を行いました。
ユリや芍薬についての検討をし、テストに入ります。
パレス化学さんとは3年にも渡るスカシLAの開花テストを繰り返しハイフローラリリーという前処理剤の開発を行って参りました。
綺麗にユリを咲かせたい。長く楽しんでもらいたい。気持ちは一つです。
その開発にも3年もかかるのです。
今回着手する試験が、着実な成果を生んでくれることを祈るのではなく、ただただテストです。繰り返し繰り返しテスト、テスト、検証、テスト。
10名の委員が一つになって今年もその活動が行われています。