『魚野地の四季』

新潟県魚沼市魚野地在住。鈴木健市の日々個人記録です。

短かった春。

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平成30年5月15日 晴れ 暑い日

この前までは、雪を片付けてたのになあ。

毎日そんなことを思いながら早朝の仕事へとでかけてゆきます。

 

4月23日24日と急いで頑張って百合の球根を植えこんで、芍薬の畑に寒さ防止の保温資材をかけてあげて。

そんな日から、まだ一か月たっていないのに一番早い芍薬の蕾が丸く固いカチコチの状態ですけど上から見たら花弁に色をつけてきました。

Instagramなどで写真を頻繁にアップしているせいか、今年は成育早いですね、いつもより早いですか?などと問い合わせも増えてきました。

雪融け以降、天候は不順です。雨が降る日も多くて晴れると暑い。そんな日は成育は早まるものですがそういう理由ではないです。

 

早めました。

除雪して雪を片付けたところが早いです。それをしていない真横にある畑の芍薬はまだ小さく今月末だなというところです。

僕は、数枚の畑を組み合わせてその成育速度の差を利用して長く出荷が出来るようにしています。その一枚を早めてみた。ということです。

 

芍薬の一枚目の畑は、あと1列ほどで芽かきの作業を終えます。

普通、芍薬は花が一つですが畑ではその下に脇芽と呼ばれる小さな蕾が無数に着きます。それを手作業で取り除くことで中心の花に栄養が行くようにしています。気が遠くなるような作業です。

10アール(1000㎡)の面積に1500株植えてあります。1株に15本育っているとすると22500本あることになります。1本の芍薬に3~4つの脇芽がついています。
脇芽の数、70000~80000個取ることになります。

 

そんなことも大事ですが、世の中の5月と言えば『母の日』

出荷された生産者のみなさん、その花を販売してくれた市場、仲卸のみなさん。そしてたった一日のその日の為に必死に準備されて店頭で花を手渡してくれた生花店のみなさん。ほんとにお疲れさまでした。

 

ぼくは、雪国の花作りなので母の日に花を出荷することが出来ませんが一生懸命の球根を植えこみをして喜んでもらえる夏のユリを育てていました。

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