『魚野地の四季』

新潟県魚沼市魚野地在住。鈴木健市の日々個人記録です。

【伝えるとは学ぶこと】

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平成30年3月10日 土曜日

晴れ。気温があがり雪が降る日がなくなりました。雨の日もあります。

雪の融けが加速してきています。

3月の雪が無い、というのは春めいて嬉しいという気持ちといつもまだ降る雪が無いという意味では天候は乱れている。と捉えています。

 

魚沼杉の子新聞の発行の準備を進めています。

少し遅れています。イベントや行事が重なったこともありましたが、どうやって書くかの内容を落ち着いて考えてもいました。

 

魚沼杉の子新聞は、生産地と店頭を繋ぐパイプです。

やはり、しっかり作り上げて行きたい。

発行が始まってからも、どのような話がいいですか?と聞きながら進めてきいます。

その中であった一つの声。

 

カサブランカって百合はみんなが知っていて本当に有名なユリ。特集にしてもいいくらい』という声でした。

というわけで、次号の内容はカサブランカ

先月、お願いして高知県のリリーアンバサダー生産の佐竹あずささん親子が育ててくれたものを飾りながら観察し、では、実際にカサブランカというものはどこで生まれたのか?

25年も百合を育てていて、そんなことも知らないのですよ。

 

多忙なスケジュールの中で動く、山喜農園の森山社長に聞きメモを取る。

オランダでのカサブランカの球根を生産する優良な会社と言えばHOPMAN社。

そのSiem Hopman氏。昨年山喜農園のテストハウスでお会いしました。

よし、聞いてみるか、Facebookの友達だし。。。。

 

赤点7個を何とかクリアして高校を卒業した私がまさか英語を話せる訳もなく、、、

あ いや I LOVE YOU とか I NEED YOU とかなら言えるけど。

ネットの通訳サイトを利用し、質問を分かりやすく英語に変換してメッセージ。

山喜農園の社長と電話したその日に返事がきました。

それをまた、日本語に訳して読む。

 

俺はバカですけど、嘘やいい加減なことは書きたくはない。

頑張って調べられるなら調べたい。

 

山喜の森山社長に聞いた話とHOPMAN氏に聞いた話はほぼ同じ内容でした。

今から、40年以上も昔の話なのに。

 

伝えることとは、学ぶということです。

恥と思えることも教えてくださいと聞くことです。

知ったらぶりをやめて一生懸命に聞いて答えを探して、それを一枚の新聞にシンプルに書く。

明日一気に書き上げます。

15日以降に店頭に並びます。また宜しくお願いします。

お客様が夢のように話をされているピンクのカサブランカがね、、赤いカサブランカがね、、、

お客様、カサブランカは白ですよ。という言葉だけじゃなくて なんでカサブランカがそこまで立派に育ってくれたのか共有して、ユリというものの素晴らしさと一緒に伝えて行きましょう。

 

さて、魚沼は雪が減ったとは言えまだ山の上のユリを植える畑、芍薬を芽を出す畑は2メートル以上の雪です。

融雪剤を散布して、ひとまずすこし早めに減らす。

それから機械を持って行って雪を片付けます。

まだかまだかと言っているうちに、一気に春がやってくるのです。

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